2017年03月20日
== はじめの・始め (6) ==
■■ 歌を唄う事は、お料理を作る事と同じと言う話、■■
私は教室の生徒さんに良くたとえ話しをします、「歌を唄うことと、お料理を作ることは同じ」と言う話は、新しく生徒さんが入られると必ずこの話をしています、ここでもその話をしてみたいと思います。
まず、お料理を作ることを考えてみましょう、お料理は大別すると二つに分けて考えられます、一つは毎日食べているおかあさんが作る家庭の料理、そしてプロのコックさんや板前さんが作る料理、そしてプロが作るお料理は毎日食べている家庭料理とは別のものと私は考えます。
プロの料理人は素材を吟味し、素材を活かすさまざまな料理法を駆使して料理を作ります、また料理の技術も身に付けていますし、沢山の調味料を持ち合わせ、数多くの調理器具なども駆使します、プロの料理人が作る料理とはお客様に「料理を楽しんでいただく」ために作るものではないでしょうか、だからと言って家庭で毎日お母さん方が作る料理がつまらない、まずいなどとは決して皆さんも思っていないでしょう。
お母さんたちは、家族のために毎日の食事を飽きさせない様に、おいしく食べてもらうために、栄養のバランスや家族のそれぞれの好みを考えて食事を作ります、調味料や香辛料もそう沢山有るわけではないし、ましてや料理の腕前はプロの料理人には及びもしないけれど、お母さんが作るお料理は本当に美味しいですよね、それは、家族への「おもいやり」と言う素晴らしい調味料が入っているからではないでしょうか!!。
私は、皆さんが唄う「歌」と言うお料理も、お母さんが作るお料理と同じと考えます、声が悪いとか、コブシがまわらないとか、バイブレーションがどうだとか、唄うための技術は無くても歌を愛し、聞いてくれる人たちへの思いやる心が有れば、いい歌、素晴らしい歌は唄えると信じます。
歌は自分だけが楽しむものでは有りません、独りよがりにならずに聞いてくれる人たちと一緒に楽しむ心を持つことが大切です
Posted by 歌バカじいちゃん at 06:34│Comments(0)